長い歴史を持つカカオ

カカオといえばチョコレートの原料としておなじみです。
今ではスイーツに欠かせない材料ですし、老若男女を問わず、大好きなお菓子となりました。
けれどもその昔、カカオは高級品であり、お金の代わりにやり取りされていたほどです。
当然のことながら王様や貴族といった身分の高い人しか口にできず、それも最初の頃は薬として用いられていたのです。
カカオにはミネラルが豊富に含まれていますが、そのままでは非常に苦いので、まさに良薬は口に苦しという薬目的で摂取されていたわけです。

カカオのパワー

そんなカカオが甘いチョコレートになった今、貴族でなくても食べられるようになって非常に幸せですが、ほかにも幸せになれる要素はたくさんあります。
カカオに含まれる脂肪分は非常に良質で、コレステロール値をあげる心配がなかったり、脂肪が血中に残るのを防ぐ働きがあります。
春になると悩まされる人が多い花粉症などのアレルギーに対しても、カカオの持つカカオ・ポリフェノールを摂取することによって免疫力が向上し、丈夫な体になれる可能性が出てきます。

含有量が重要

栄養満点のカカオの成分をしっかりとるには、砂糖を多く使ったミルクチョコレートよりも、ちょっと苦味が残るビターチョコレートが向いています。
それだけカカオ成分が多く含まれることになりますので、最近ではカカオの含有量を示したチョコレートがたくさん登場しています。
ダークチョコレート１００gに含まれるポリフェノールの量はワインの２倍、緑茶の５倍とされており、強力な抗酸化作用が期待できるので、含有量の高いチョコレートがお勧めです。
さまざまな病気を引き起こす原因とされる活性酸素を抑える効果もあることから、毎日のビターチョコレートが健康にもアンチエイジングにも役立つと考えられているのです。